7月1日

西野J、8強へ主力組充電完了

 【カザン=浅井俊典】ワールドカップ(W杯)ロシア大会で初の8強入りを目指す日本代表は30日、当地で冒頭部分を除いて非公開で練習した。岡崎(レスター)は右足首痛で別メニュー調整だった。同日に決勝トーナメント1回戦の会場となるロストフナドヌーに移動。2日(日本時間3日未明)のベルギー戦に向けて最終調整する。

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 1次リーグの3試合を終え、ベースキャンプ地に戻った選手の表情が明るい。試合を重ねるごとに一体感が高まり、心身共に充実させてベルギー戦に臨もうとしている。

 結束をさらに強めたのはポーランド戦翌日の29日にあった約30分のミーティングだった。西野監督がポーランド戦で0−1でリードを許しながらボール回しで時間を稼がせたことを「守る要求をしてしまって申し訳ない」と謝罪したという。30日に取材に応じた西野監督は「ブーイングの中で選手をピッチに立たせた。不本意だった選手もいたと思う。自分としては瞬間的な選択で、結果が出ればいいとは思ってない」。

 選手らは監督を支持。長友(ガラタサライ)は「西野さんのおかげで16強の舞台に立たせてもらえる。感謝しかないし、何のぶれもなくついていけている」と全幅の信頼を寄せる。武藤(マインツ)も「選手も監督を信じているし、監督も選手を信じてくれるから良い雰囲気が生まれている」と話す。

 ポーランド戦で先発6人を入れ替え、主力組の休養も十分。主将の長谷部(アイントラハト・フランクフルト)は「前回16強に進出した10年南アフリカ大会は1次リーグ突破にすべてを出し尽くしたが、今回は違う。チーム全員が同じ方向を向いてベスト8にチャレンジできる」と意欲的に語った。

中日新聞 東京新聞

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