6月30日

西野監督わびる 一夜明け「守り要求 申し訳ない」

 1次リーグ突破決定から一夜明け、日本は監督や選手、スタッフ全員が参加してミーティングを開いた。リードされた終盤、攻めに出なかったポーランド戦について、西野監督は「勝ちにいく要求でなく、守りにいく要求をしてしまってすごく申し訳ない」とわびたという。ただ、選手も納得ずく。志を一つに決勝トーナメントへ向かう。

 並行して行われたセネガル−コロンビアの戦況も見極め、これ以上失点せず、警告も受けない選択をした。「一度でも道を究めようと思った人たちであれば、理解できると思う。本気だからこその戦術」と酒井宏(マルセイユ)は言った。

 30分ほどのミーティングでは、決勝トーナメント1回戦で敗退した2002年日韓大会、10年南アフリカ大会への言及もあり、監督は「いっぱいいっぱいの状態でベスト16に向かった」という見方を示したそうだ。今大会はポーランド戦で先発を6人入れ替え、疲弊し切ってはいない。

 前監督の解任騒動に経験重視の選手選考、強化試合での不振など、チームには批判がついて回った。だが好結果を出すことで結束は強化。ポーランド戦の戦い方も議論を呼んだものの、主将の長谷部(アイントラハト・フランクフルト)は「大会前は1次リーグ敗退という論調が多い中、ベスト16に立てている。チームを誇りに思う」と仲間に伝えたという。皆が同じ方向を向き、強豪に挑む。 (共同)

中日新聞 東京新聞

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