6月30日

失望ポーランド「最後の10分ひどい」 海外メディアも批判

 【ワルシャワ=共同】日本がポーランド戦終盤で時間稼ぎに終始したことに対し、ポーランドのサッカー界からは試合後に批判が相次いだ。

 主に1970年代に活躍した元代表選手のルバンスキさんはテレビで「最後の10分間はひどかった」と日本を酷評。決勝トーナメント進出のためにボール回しを続けた日本からボールを奪おうとしなかったポーランドにも「がっかりした」と語った。

 また、同国サッカー協会のボニエク会長も同じテレビで「リードされている日本が自ら負けを選んだ。こんな試合は初めてだ」と指摘。「試合とは呼べない内容だった」と批判した。

 ◇ 

 ポーランド戦終盤、日本が時間稼ぎに徹した姿勢に各国から批判が噴出した。一方、アジアの出場国中唯一となる決勝トーナメント進出には評価する声も出た。

 「恥知らず」。ボルゴグラードの試合会場では、地元ロシアのファンらからブーイングが吹き荒れた。対戦相手ポーランドからは「フェアプレーに反する」と疑問の声が漏れた。

 英紙ガーディアンは日本が「フェアプレー」で1次リーグを突破したはずなのに、最もスポーツマンシップに反した試合になったと報じた。

 ブラジル有力紙グロボのスポーツサイトは「プロサッカーでは結果が全て」と認める一方、日本は「0−1のスコアより多くのものを失った」と強調した。

 1次リーグ敗退が決まった韓国の中央日報は「16強を逃しても拍手を受けた韓国、16強に進んでもブーイングを浴びた日本」と対比した。

 英大衆紙サンはインターネット上に「イエローカードの数も試合の一部」「ルールにのっとった行為」と日本の試合運びを擁護する意見もあると紹介した。 (共同)

中日新聞 東京新聞

※ご利用のブラウザのバージョンが古い場合、ページ等が正常に表示されない場合がございます。

速報
ピックアップ
コラム・評論

Search | 検索