6月30日

戦力整え、結果も手に ベルギー首位通過

後半、先制ゴールを決めるベルギーのヤヌザイ=ゲッティ・共同

写真

 決勝トーナメントに向けて戦力を整える目的を果たした上で、3連勝という結果も得た。1、2戦目から先発9人を入れ替えたベルギーのマルティネス監督は「誰が準備できているかを確認した」。テストと位置づけたイングランド戦で、G組の首位通過を決めた。

 既に1次リーグ突破を決めたチーム同士の対戦で前半は見せ場が少なく、ハーフタイムでブーイングが鳴り響いた。緊迫感に欠けた空気を変えたのは、出番に飢えていた23歳のヤヌザイだった。

 後半6分にペナルティーエリアの右から中へと巧みな足技で切り込み、左足で鮮やかに突き刺した。これが決勝点となり「強い相手からいい形で決められた。これを続けたい」と先発奪取に意欲をのぞかせた。

 高いキープ力を誇るデンベレ、空中戦に強いフェライニ、股関節痛で出遅れた主将のコンパニーら実力者も出場機会を与えられて躍動した。指揮官は「全てのタレントを披露するいい機会だった」と胸を張った。

 ルカクやE・アザールら主力は中8日と休養十分で、昨年11月の国際親善試合で下した日本と再戦する決勝トーナメント1回戦を迎える。フェライニは「親善試合と公式戦は別物。ここから本当の戦いが始まる」と目の色を変えた。 (カリーニングラード・共同)

中日新聞 東京新聞

※ご利用のブラウザのバージョンが古い場合、ページ等が正常に表示されない場合がございます。

速報
ピックアップ
コラム・評論

Search | 検索