6月29日
川島覚醒 神セーブ ベテラン ミス帳消し
日本−ポーランド 前半、ポーランドのシュートを右手ではじくGK川島。好セーブで日本を救った=ボルゴグラードで(岩本旭人撮影) |
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西野監督からキャプテンマークを託され、GK川島は発奮した。「いろんな意味があったと思う。その思いをくみ取らなければいけないし、それに応えていかなければいけない」。これまでのミスを帳消しにする活躍で最少失点にとどめ、1次リーグ突破に貢献した。
三つのビッグプレーで救った。前半32分、相手のヘディングに右手をいっぱいに伸ばし、ゴールライン上ではね返す会心のセーブ。後半8分はスルーパスにタイミング良く飛び出して止め、終盤にはゴールに向かった槙野のクリアミスを好反応ではじき出した。
セネガル戦で体の正面に来たシュートをキャッチせずにパンチングし、目の前の相手に当てて失点する痛恨のミスを犯した。そこから立て直せたのは、修羅場をくぐってきたベテランだからこそ。「周りを納得させられるかどうかは、最後は自分次第」と汗を拭った。
川島にとってW杯10試合目の節目。2大会前の16強入りの味も知る守護神は「誰が出てもチームのために献身的にやれる。2010年以上のまとまりがある」と頼もしそうに仲間を見つめた。 (共同)

