6月29日

大迫、次は決める

後半、ポーランドを攻めあぐね、腰に手をやる大迫=岩本旭人撮影

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 今大会初めて控えに回っていた大迫は、0−0で迎えた後半2分に岡崎に代わってピッチに入ったが、無得点に終わった。均衡を打開する一発が期待されながら、シュートは1本も打てず。「個人的には悔しさがある」。1次リーグは初戦のコロンビア戦で挙げた1ゴールにとどまり、決勝トーナメント進出にも浮ついた様子はなかった。

 当初プランでは後半10分すぎに交代出場するはずだったという。岡崎が右足首を痛めたことで、急きょ出番が回ってきた。「もう少しウオーミングアップをしてから出るイメージはあった」。準備不足もあってか動きに切れを欠き、不完全燃焼となった。

 引き分け以上なら自力での16強入りとなる有利な立場だったが、すでに1次リーグ敗退が決まっていたポーランドに先制点を許す展開。ただ、ポーランドは先制以降は引き気味になった。敗れてもまだ突破の可能性が残るとはいえ、仮に2失点目を浴びていればセネガルとの得失点差で敗退の可能性があった。大迫も「相手が引いてくれて助かった」と本音を漏らした。

 今大会初黒星。それでも中3日で臨む決勝トーナメント1回戦を見据えて日本は先発6人を入れ替えたことで、フル出場を回避した大迫を含めて体力温存になっただろう。ポーランド相手に何もできなかった悔しさを大迫は「次にぶつけられる」と力にする。 (対比地貴浩)

中日新聞 東京新聞

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