6月22日
最速スプリント男はこの人、原口! 右サイドの盾になる
セネガル戦に向けて調整する大迫(左)、原口(右)ら(岩本旭人撮影) |
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原口が日本の“右の盾”になる。日本代表最速スプリンターがセネガルの驚速アタッカー陣封じに挑む。コロンビア戦ではスプリントで時速32・18キロと日本最速を記録。その回数も56回で1位と、走行部門で2冠を獲得した。ダッシュだけなら、元気な長友ら30歳超の「おじさん組」にも負けない。
「最後の5分間くらいは、もう倒れそうでしたけどね。自分の仕事をやり遂げた結果です」
コロンビア戦では試合終了の笛と同時にピッチにあおむけになった。走行距離も2位となる10・158キロを記録。速さも、スタミナも兼ね備えていることを証明した。「ゴールも欲しいけど、それよりチームが勝つこと。それを優先している」。本来はドリブラーだが、今大会は犠牲心、献身を口にする。
セネガルが2−1でポーランドを下した試合では、時速32・62キロのニャンらセネガルの3選手が原口より速かった。だが、日本の攻撃陣ではナンバーワンのデュエル力(1対1局面での強さ)を誇るなど守備力も決して低くない。原口が右の盾となり、マネらサイド攻撃を軸とするセネガルの仕掛けを止める。 (占部哲也)
