6月21日

ロナルド 夢の続き 強烈先制ヘッド はや大会4点目

モロッコ戦の前半、先制のヘディング弾を決めるポルトガルのロナルド(左から2人目)=共同

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 ハットトリックを果たした衝撃のスペイン戦から5日後。ポルトガルのロナルドがまたもゴールを奪った。前半4分、右クロスに頭から飛び込む強烈な一発で早くも今大会4点目。跳び上がって両手を広げるおなじみのポーズで母国のサポーターの熱狂を誘った。試合後は「ゴールできてとてもハッピーだが、まず勝って3ポイント取ったことが大事だ」と語った。

 初戦と同じ4−4−2の布陣で、ロナルドは主に左から中央のゾーンで攻撃に専念。ただ、アフリカ最終予選を無失点で突破したモロッコの守備は堅く、先制後は相手を背負いながらの苦しいプレーが続いた。少ない好機を生かした得点嗅覚がチームに今大会初勝利をもたらした。

 ロナルドはこの日の1点で代表での得点数が85に。ハンガリーの英雄プスカシュを抜き、欧州で歴代最多となった。世界屈指のアタッカーはW杯でも着々と新たな記録を刻んでいく。

 サントス監督が「モロッコは欧州の国のようによく組織化されている」と警戒した通り厳しい戦いだったが、勝負を分けたのは突出した個の存在。頼れるエースに導かれ、ポルトガルは決勝トーナメント進出に向けた重要な一戦で大きな白星を手にした。 (モスクワ・共同)

中日新聞 東京新聞

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