6月20日

久保はスタンドで観戦 過酷9時間バス移動

コロンビア戦を観戦するFC東京の久保=サランスクで(岩本旭人撮影)

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 2020年東京五輪、22年W杯カタール大会での活躍が期待されるU−19日本代表が、広大なロシアの地でハングリー精神を醸成する。FW久保建英(17)=FC東京、DF菅原由勢(17)=名古屋=らは日本代表の練習パートナーを務めるため、18日にベースキャンプ地のカザン入り。19日の日本−コロンビア戦は空路のチケットが取れず、バス移動で到着した。

 このバス移動が過酷だ。報道陣は約400キロの距離を陸路で約9時間を掛けてカザンからサランスクに入った。途中、検問があるなど物々しい雰囲気も味わえる。協会幹部は「若い世代にはいろいろな経験をしてほしい」と語り、過酷な環境を身をもって体験して成長につなげてほしいという。J1デビューを飾っているFW久保、DF菅原らも特別扱いはなくバス移動する。

 U−19日本代表はコロンビア戦で出場のなかった控え組との練習試合や、ルビン・カザンのU−20チームとの練習試合が組まれている。26日には親善試合を予定しており、強豪国の同世代との対戦も模索中だ。過酷な環境をはねのける精神力を身に付け、東京五輪での52年ぶりメダル獲得への下地とする。 (占部哲也)

中スポ 東京中日スポーツ

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