３度目のＷ杯をベンチスタートで迎えた本田が勝利をたぐり寄せた。後半２５分に香川に代わって途中出場すると、左ＣＫから大迫の決勝点を演出した。

　「結果だけを見ると、勝ち点３を取れたので満足いく結果だったんじゃないかと思う」

　結果を出すことだけにこだわって、準備を進めてきた。過去２大会では初戦でゴールを決めていた。先発から外れても、それは変わらない。「決勝点に絡むことができて非常にうれしい。欲を言えば、自分が決勝点を挙げられるような活躍ができればいいが、チームが勝つことが一番」と、振り返りつつも、満足という言葉とはほど遠い。勝ち点３の意味に「そこまでは大きくないと思う。あと一つは勝たないといけない」。すぐに次を見据えた。