6月20日

パナマ初陣堂々 「感動的な一日」

 涙ながらに国歌を歌う選手がいるほどパナマはキックオフ前から感情が高ぶっていた。後半に3失点したが、初の舞台で優勝候補の一角に挙がる強国ベルギーに前半無失点と健闘。コロンビア人のゴメス監督は「パナマにとっては感動的な一日になった」と感慨深げだった。

 DFながら北中米カリブ海最終予選の最終節で決勝点を決め、W杯初出場に導いたR・トレスが本職の守備で奮闘した。前半21分には右からのデブルイネの鋭いパスを、188センチ、99キロの巨体を伸ばして左足つま先でクリア。国民的英雄は「ベルギーにスペースを与えなかった」と、前半の失点を防いだ守備陣を誇った。

 攻撃でも後半9分にムリジョがゴール前で決定機を迎えるなど粘り強く奮闘した。W杯での指揮経験があるゴメス監督は「内容は悪くなかった。負けるのはうれしくないが、選手は尊厳を持ってプレーできた」と、欧州の強豪クラブの主力が集まる相手に果敢に立ち向かったチームをたたえた。 (ソチ・共同)

中日新聞 東京新聞

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