6月18日

あす日本戦 警備も臨戦 渋谷の交差点、数百人態勢

サッカーW杯ブラジル大会の日本代表初戦で、東京・渋谷のスクランブル交差点に集まったサポーターを誘導する警察官=2014年6月

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 サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会で日本代表は19日にコロンビア代表との初戦に臨む。警視庁は東京・渋谷駅前のスクランブル交差点で、試合で盛り上がった群衆による混乱やトラブルを防ごうと警備の準備を進めている。警視庁は万が一の事故につながらないよう「万全を期す」としている。

 渋谷の交差点では、W杯などサッカーで注目を浴びる国際試合があると若者らが押し寄せ、人波で埋め尽くされる騒ぎとなっている。来年はラグビーW杯、二〇二〇年は東京五輪・パラリンピックと雑踏警備に気を配るビッグイベントが続く。外国人観光客を含め、渋谷の人出はさらに増える可能性もあり、警視庁は、この場所の警備には特に注意を払う。

 過去には、歩道にある地下鉄出入り口の屋根からの転落事故や痴漢被害で逮捕者が出るなどしており、警視庁は十九日も数百人の機動隊員ら警察官を大規模に投入し、警戒に当たらせる。

 初戦の試合開始は午後九時。終了は午後十一時ごろとみられ、サッカーのサポーターとともに、仕事や食事を終え帰宅しようと駅に急ぐ人たちが重なる。軽妙な語り口で誘導する「DJポリス」が安全な通行を呼び掛けるほか、試合展開に応じ警察官や車両の配置も変えていくという。

 警視庁は民間団体や消防などの関係機関にも協力を要請。渋谷駅付近の商店街では振興組合が、けが人が出ないよう歩道上の看板を撤去するよう加盟店に求めた。

中日新聞 東京新聞

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