過去２大会で主役だった本田だが、コロンビア戦で先発するかどうかは不透明。本人も「まだスタメンで出るかサブで出るのか分からない。与えられた役割で結果を出すだけ」と話すにとどまった。

　スイス戦（８日）で結果を出せなかった。トップ下の定位置を争う香川がパラグアイ戦（１２日）で１得点２アシストと活躍したことで先発の座が揺らぎ、安穏としていられないのは確かだ。

　ただ、強気な「本田節」は健在。勝負強さとはと問われると、「本番に強い人、弱い人がいる。それは経歴、環境（の違い）で身に付く。僕はラッキーで、プレッシャーの中で生きることが多かった。自分ならできると（自分に）自信を与えながらやっていきたい」と持論を展開。その目はまだ野心に満ちている。　（垣見洋樹）