6月18日

レアル守護神 強烈弾に屈す

前半、セーブするコスタリカのGKナバス=AP・共同

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 【ロシアW杯本社取材団】 第4日の17日は、1次リーグE組で、2大会ぶり出場のセルビアが前回8強のコスタリカを1−0で下し、初戦を飾った。セルビアは後半、主将のコラロフがFKを直接決めた。F組は、2連覇に挑むドイツと6大会連続ベスト16のメキシコが対戦し、前半を終えてメキシコが1−0でリード。

 第3日の16日は、D組のクロアチアがナイジェリアに2−0で快勝、白星発進で同組首位に立った。クロアチアのモドリッチが後半に決めたPKがW杯通算2400点目。

 C組は、2大会ぶり出場のデンマークが9大会ぶりの出場となったペルーを1−0で下し、白星スタート。同組は、オーストラリアに2−1で競り勝ったフランスが総得点でデンマークを上回り、首位に立つ。

     ◇

 4年前に大方の予想を覆し、ベスト8まで進出したコスタリカ。「新しい冒険が始まる」と2015年に就任したラミレス監督の下で初戦に臨んだが、セルビアに屈し、厳しい船出となった。

 試合序盤の決定機を仕留め切れなかったのが、重くのし掛かった。前半12分にゴンサレスがクロスをフリーでヘディングで合わせたが、ゴール上へ。4年前と同じ5バックで相手を押し返し続けたが、強豪レアル・マドリード(スペイン)で活躍する守護神ナバスも、後半11分のセルビアのコラロフの芸術的なFKには届かなかった。

 前回ブラジル大会ではイタリア、イングランドなどと同じ「死のD組」を1位突破し、8強まで駆け上がった。4年前が偶然でなかったことを証明するための大事な大会。最初でつまずいたが、ラミレス監督は「初戦であることを強調したい。次の試合に向かうだけ」とブラジル戦へ気持ちを切り替えた。 (サマラ・共同)

中日新聞 東京新聞

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