6月16日

マトリョーシカ 人気度、熱き戦い メッシ、イニエスタ…日本は本田?

スペインのイニエスタ選手(左)ら人気者に交じり、売られていた「CSKAモスクワ」時代の本田圭佑選手のマトリョーシカ=モスクワのアルバート通りで(河北彬光撮影)

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 【モスクワ=河北彬光】ロシアのお土産の定番といえば、日本の入れ子人形に似た民芸品マトリョーシカ。サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会が開幕したモスクワの土産物店では、世界各国の選手が描かれたものも売られている。どの選手が人気なのか、店をのぞいてみると−。

 観光客が集まるモスクワ中心部のアルバート通り。土産物店には一般的な女性の顔のマトリョーシカのほか、政治家やスポーツ選手といった人物を描いた製品も多く並んでいる。

 メッシ選手らが率いるアルゼンチンや、イニエスタ選手を擁するスペイン…。並み居る世界の強豪に交じり、存在感を示していたのは日本の本田圭佑選手だ。かつて在籍した地元クラブ「CSKA(チェスカ)モスクワ」の選手のマトリョーシカに描かれていた。

 「W杯が始まる直前から、本田選手のものはまた人気が出始めたわ」と土産物店のスタッフのタリヤ・ラチポワさん(25)。地元の人気クラブにいたこともあり、日本人選手の中ではロシアで知名度が高いようだ。

 日本代表を置いていたのは、記者が巡った十五軒のうち一軒だけ。五体組みで、大きい順に本田、香川真司、岡崎慎司の各選手と続き、今回は代表に入らなかった遠藤保仁、内田篤人の両選手もいた。

 顔触れを見ると少し古いようだが、店のマネジャー、ユリヤ・ムカエワさん(38)は「日本の観光客にとても人気があるので置いています。W杯でもぜひ、頑張ってほしいわ」。サッカー選手のマトリョーシカは、多くの店で一組四千円前後から。すべての人物の製品の中で、最も人気があるのはロシアのプーチン大統領だという。

中日新聞 東京新聞

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