6月16日

ロシア5発快幕 途中出場チェリシェフとジュバが計3点

ロシア−サウジアラビア 前半、ロシアの2点目のゴールに沸くサポーター=14日、モスクワで(岩本旭人撮影)

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 モスクワのルジニキ競技場に約7万8000人の観衆を集めて行われた14日の開幕戦は、1次リーグA組の開催国ロシアがサウジアラビアに5−0で完勝した。前半12分、ガジンスキーが大会第1号ゴールを決めた。

◆ガジンスキー1号

 両腕を突き上げ何度もガッツポーズ、さらに腕をぐるぐる回して観客に喝采を求めた。ロシアのチェルチェソフ監督は、ロスタイムだけで2度も追加点を挙げる展開に興奮を隠しきれなかった。

 プーチン大統領も見守った開幕戦。ホスト国の威信が懸かった一戦は、前日まで弱いロシア代表への批判が鳴りやまず、監督は釈明に追われていた。チームはその重圧をはね返した。前半12分、左からのクロスにガジンスキーが頭で合わせ先制。43分にはけがのジャゴエフに代わって途中出場したチェリシェフが2人のDFを華麗にかわして左足で打ち抜いた。

 途中出場のチェリシェフとジュバが計3点を奪うなど采配も大当たり。チェルチェソフ監督は記者会見中に携帯電話に着信があり「国家元首(プーチン大統領)から」と明かした。祝福と感謝の言葉をかけられたという。「きょうの試合のことはもう忘れる必要がある」と気を引き締めたが、つやつやした顔色が、安堵(あんど)を物語っていた。 (垣見洋樹)

中スポ 東京中日スポーツ

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