6月16日

ウルグアイ 鬼門突破 70年大会以来 初戦白星

 【ロシアW杯本社取材団】第2日の15日は、1次リーグA組で過去2度の優勝を誇るウルグアイが、7大会ぶりに出場のエジプトを1−0で退け、白星発進した。ウルグアイは試合終了間際、右サイドで得たFKをヒメネス(アトレチコ・マドリード)が頭で合わせて決勝点。

 B組では、モロッコとイランが対戦し、0−0で前半を終えた。

エジプト−ウルグアイ 後半、決勝ゴールを決めるウルグアイのヒメネス(中央左)=エカテリンブルクで(ロイター・共同)

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◆監督称賛「呪いが解けた」

 試合終了直前の劇的な決勝ゴールで、鬼門の初戦で48年ぶりの勝利を手にした。1970年大会後、W杯の1戦目は白星がなかったウルグアイ。タバレス監督は「呪いが解けた。戦う姿勢にはとても満足している」と期待に応えた選手たちをたたえた。

 前回大会で相手選手にかみつき、出場停止となったスアレスとカバニが組む世界屈指の2トップ。前半23分に放ったカバニのシュートは相手にクリアされ、直後にCKのこぼれ球からスアレスが打ったシュートは枠を外れた。後半43分にはカバニのFKが右ポストに当たるなど、1点が遠かった。

 エースのサラーを欠き、守備を固めて引き分けを狙うエジプトに対し、歓喜の瞬間は試合終了間際に訪れた。右FKをヒメネスが競り勝ち、高い打点から頭で合わせて待望のゴールをもたらした。

 30年、50年大会で栄冠を手にした「古豪」は2010年南アフリカ大会で4強入りし、復活の兆しを見せた。タバレス監督が「数人はいつものパフォーマンスを出せなかった」と反省したように、苦しみながらつかんだ白星を再び上位に進出するための糧とできるか。 (共同)

中日新聞 東京新聞

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