6月11日

コロンビア衝撃、ファブラW杯絶望

 W杯1次リーグ初戦で19日に日本と対戦するコロンビア代表の直前キャンプ地に9日、衝撃が走った。ACミラン(イタリア)の練習場、「ミラネッロ」での合宿12日目。練習中に左ひざを負傷した左サイドバックのフランク・ファブラ(27)は、十字靭帯断裂だったことが分かり、W杯出場は絶望で、チーム離脱が決まったからだ。ペケルマン監督は代わりに34歳のベテラン左SBファリド・ディアスの追加招集を決めた。

 アーセナル(イングランド)でプレーするGKダビド・オスピナは同日、練習前に各メディアの取材に応じ、心痛の面持ちで「本当に心が痛む。このようなことは、誰にも起こってほしくない。でもサッカーでは起こり得る。立ち上がり、チームとして最善の方法を見つけなくてはならない」と語った。

 当初、選手たちはショックを受けたが、いま落ち着いているという。オスピナは、「フランクは僕たちにモチベーションを与えてくれた。今後、これが僕たちの土台になる。もっとこのモチベーションを上げ、さらにハードワークする。とにかく初戦の日本戦に集中している」と語り、無念の離脱を余儀なくされた戦友ファブラのために、日本に絶対、勝つと誓った。 (原田公樹)

中スポ 東京中日スポーツ

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