6月11日

日本戦「くつろぎ」 スイス紙報道

 スイスが8日の日本との親善試合で2−0で勝ったことを受け、現地紙は「たやすく勝った」「W杯本大会ではこんなに簡単にはいかない」などと、日本にとっては屈辱的な報道内容となっている。

 ノイエ・チューリヒャー・ツァイトゥング(電子版)は「スイスは思い通りにボールを回し、自らのペースで試合を進めた。『くつろぎ』の試合だった」と表現。日本に関しては、「4回ほどロングシュートを放ったが、GKのビュルキに全く危険はなかった」と攻撃に迫力を欠いたことを指摘した。焦点は、前半スイスがPKを獲得したエンボロのドリブル突破の場面。あっさり先制点を献上した日本について、「控えめで思慮深く、ホスト国に気を使った」と表現。日本はしたたかさや勝負強さに欠けると映ったようだ。

 一方で、エンボロが自ら吉田の足を踏んで倒れたようにも見え、ルツェルナー・ツァイトゥング(同)は「誤ったPK判定」と疑問を提示している。

 ただし、多くのメディアがスイスの「楽勝」と評価しているのは変わらない。日本は結果で見返すしかない。 (垣見洋樹)

中スポ 東京中日スポーツ

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