6月9日

トップ下 本田、結果残せず

後半、スイスのシャキリ(左)と競り合う本田=ルガノで(岩本旭人撮影)

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 攻撃のけん引役を期待された本田は、決定的な働きができなかった。「自分の家みたいなもの」と話す得意のトップ下で先発したが、得点もアシストも生み出せずにチームは無得点。「この2試合、個人的に結果を出せていない。危機感がある」と険しい表情を浮かべた。

 立ち上がりから味方を生かす配球を意識し、CKやFKのセットプレーではキッカーも務めた。しかし、肝心のゴールが決まらない。前半38分にこぼれ球に反応して利き足の左足で放ったミドルシュートは、GKの正面に飛んでやすやすと捕球された。見せ場をつくれないまま、後半31分にポジション争いのライバルとなる香川と交代した。

 ハリルホジッチ前監督には持ち味を発揮しにくい右FWで起用されて若手に出場機会を奪われつつあったが、西野監督の就任で復権。先月30日のガーナ戦は2シャドーの一角、この日は前回ブラジル大会と同じトップ下と、好きな中央でのプレーを任されている。それだけに「もっと感覚を研ぎ澄まし、少ない好機を決めないといけない」と悔しさをにじませた。 (浅井俊典)

中日新聞 東京新聞

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