6月7日

トップ下で本田生き生き 久々起用か、復活目指す

練習で汗を流す本田=オーストリア・ゼーフェルトで(岩本旭人撮影)

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 【ゼーフェルト(オーストリア)=対比地貴浩】ワールドカップ(W杯)ロシア大会に出場する日本代表は6日、事前合宿地の当地で練習した。冒頭以外を非公開とし、関係者によると、フルコートでの11対11で戦術を確認し、主力組は4−5−1でトップ下に本田(パチューカ)が入る布陣も試したとみられる。

 8日(日本時間9日午前2時)にスイスで行うスイス代表との強化試合では、本田が久しぶりにトップ下で先発する可能性が高まった。4日の練習でも主力組のトップ下でプレー。「最も好き。つなぎ役からゴールゲッターまで求められるオンリーワンの役割」と中心的な仕事の喜びを口にした。

 トップ下は、前回2014年W杯ブラジル大会を率いたザッケローニ監督時代の定位置。最近は主に右サイドで起用されていた。特にハリルホジッチ前監督にはスピードを駆使して裏に抜ける不得意なプレーを要求され、先発から外されるシーンも多かった。

 西野監督は本田を主軸として考えているようで、練習では主力組に入ることが多い。長らくやっていないポジションのため「まだ、しっくりきていない」というが、それでも日本代表のレギュラーだったころの輝きを取り戻す絶好の機会となる。

 スイスは国際サッカー連盟(FIFA)ランキング6位の強豪。「そこを崩せれば自信になる」と話す本田は、代表では1年9カ月もゴールがない。残り少ない実戦の場で、復活を遂げることができるか。

中日新聞 東京新聞

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