6月6日

大島、チームの心臓部

W杯に向けて調整する大島=オーストリア・ゼーフェルトで(岩本旭人撮影)

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 技巧派のボランチ大島が、細かいパスワークを駆使する西野ジャパンの心臓部として台頭してきた。先月のガーナとの親善試合はボランチ陣で唯一のフル出場。4日の練習でも主力組に入った。左ウイングの宇佐美は「僚太(大島)とプレーしてやりにくいという選手はいない」と“気配りのパス力”を絶賛する。

 リオ五輪代表の司令塔だった25歳が、フル代表で飛躍の時を迎えている。ハリルホジッチ前監督体制でW杯アジア最終予選に出場。西野現監督もガーナ戦後「展開力とプレーメークに関して外せないキープレーヤーだった」と評価している。

 普段はもの静かだが、プレーは冗舌だ。中盤中央でフリーの味方を素早く見つけ、自在にパスを繰り出す。「良いポジショニングと判断の速さで上回りたい」と語る。

 懸念はけがの多さ。選手の代えが利かないW杯本番をけがなく乗り切れるかどうかに日本代表の命運が懸かっている。 

  (垣見洋樹)

中スポ 東京中日スポーツ

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