6月4日
「最高の環境」 合宿、本格練習
雄大な自然が広がるオーストリア・ゼーフェルトで本格的に調整を開始した香川(中央)ら日本代表選手たち=岩本旭人撮影 |
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【ゼーフェルト(オーストリア)=対比地貴浩】ワールドカップ(W杯)ロシア大会に出場する日本代表は3日、事前合宿地となる当地で初の本格的な練習を行った。国内合宿では別メニューも多かった岡崎(レスター)や乾(ベティス)を含む全選手がフルメニューをこなし、3バックの布陣でのミニゲームなどで約2時間、体を動かした。
◆気候穏やか、設備も快適
日本から到着した前日はランニングなどで体をほぐす程度だったが、この日はペースを上げた走り込みやボールを使った基礎トレーニングを消化。ミニゲームではボールを持つ側の人数を増やして12対10で行い、数的不利での守り方の動きも確かめた。
インスブルック郊外の当地は標高約1200メートルのリゾート地。強度を高めた練習を終え、香川(ドルトムント)は「体が慣れていないところもあるが、順応できる」と手応えを得た。気候も穏やかで、日中の気温は20度前後。宿泊先のホテルにはジムやプール、ビリヤード、卓球台なども完備され快適だという。主将の長谷部(アイントラハト・フランクフルト)は「最高の環境を整えてもらった。しっかり準備しないといけない」と意欲を口にした。
日本は8日(日本時間9日)にスイス代表、12日にはパラグアイ代表と強化試合を行い、19日のコロンビアとのW杯1次リーグ初戦に備える。

