6月3日

各国に1人、「007」を増強

 西野ジャパンがスカウティング部門を増員し、W杯ロシア大会の1次リーグで対戦するコロンビア、セネガル、ポーランドの各国に1人ずつ担当者を付ける。西野監督が言う「小さな奇跡」実現に向け、007が敵国を丸裸にする。

 協会幹部によると、ハリルホジッチ体制では1人だったスカウティング担当を4人に増やすという。代表史上初となる担当制を導入し、1次リーグで対戦する3カ国の練習や試合をそれぞれ密着マーク。セットプレーやPKの傾向から、キープレーヤーの弱点から癖まで徹底解剖する。

 担当制はプロ野球の落合博満さんが中日監督時代に採用し、黄金期を築いた。また1996年のアトランタ五輪でブラジルを破った「マイアミの奇跡」も細部までこだわった研究が実った結果だった。西野ジャパンは5月30日のガーナ戦で完敗、経験値重視のメンバー選考で批判が渦巻く中、オレ竜からも学び追い風を起こす。 (占部哲也)

中スポ 東京中日スポーツ

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