6月1日

原口、ようやく世界大会初切符

サッカーW杯ロシア大会の日本代表メンバーに選出され、報道陣の質問に答える原口元気=東京都内のホテルで(武藤健一撮影)

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 悲願の世界大会初出場だ。原口は「何度か悔しい思いをしてきたので、一瞬、グッとくるものはあった。でも、本当に一瞬。ただ出るだけでは意味がないと感じているので、勝つためにやらなきゃと思った」と、名前が呼ばれた瞬間の思いを静かに口にした。

 12年ロンドン五輪最終予選メンバーながら本大会では落選。11年に初選出されたA代表でも定着できず、14年ブラジル大会に出場できなかった。今大会の最終予選では4試合連続得点などで大きく貢献し、ついにW杯切符をつかんだ。デュッセルドルフの同僚、宇佐美とは「一緒に(W杯を)目指していこう」と助け合いながら、シーズンを過ごしてきたという。

 目標はベスト8進出。「日本代表が行ったことがないところまで行く」。新天地の右ウイングバックとして最終予選のように輝けるかどうか。原口の新たな戦いが始まる。 (関陽一郎)

中スポ 東京中日スポーツ

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