5月30日

本田&長谷部の攻守2本柱で! 西野ジャパン、きょう初陣ガーナ戦

ガーナ戦に向けて、笑顔で調整する本田(左)=日産スタジアムで(岩本旭人撮影)

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 サッカー日本代表は30日、ワールドカップ(W杯)ロシア大会前最後の国内試合となる国際親善試合・ガーナ戦(日産ス)を迎える。代表指揮官としてデビュー戦となる西野朗監督(63)は29日の前日会見で、MF本田圭佑(31)=パチューカ=とDF長谷部誠(34)=アイントラハト・フランクフルト=を中心軸に置く考えを明かした。西野ジャパンは、攻守に柱を置く「双頭の竜」体制で幕を開ける。

 西野ジャパンは「攻」で本田、「守」で長谷部が大黒柱となる。代表監督デビューとなるガーナ戦。西野監督は前日会見でキーマンとして2人の名を挙げた。まず、ハリルホジッチ体制時は右FWだった本田を中央に配置、攻撃のタクトを託す。

 「彼はセンターミッドフィールド(中盤中央)でやってもらった方が(いい)というのがあって。(本人も)決して難しいとか、違和感は感じてはいないと思う」

 本田自身も「わが家」と言い切るトップ下のポジションだ。ピッチのど真ん中。正確な長短のパスで攻撃を操り、強烈なミドルシュートを披露する舞台が用意された。新指揮官は短い準備期間ながらチームとしての仕上がりにも手応えを感じつつ、「自分の長所をいかに出せるか、いかに引き出してもらえるか。選手は新しいトライというのを感じている部分もある」と自信をにじませた。

会見で記者の質問に答える西野監督(岩本旭人撮影)

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 もう1人は長谷部。3バックの中央に位置し、リベロとして組織を統率する。「ハセ(長谷部)に関しても、ポリバレント(万能)で前も後ろもできる。チームのリーダーとしてやってほしい。そういう発信を最終ラインから(出してほしい)というのもある」。自国開催だった1974年W杯で西ドイツを優勝に導き、「カイザー(皇帝)」と呼ばれたベッケンバウアーのポジションでもある。

 西野監督は「今までの代表で中心となっていた選手に関しては、状態とすれば決して悪くない。この段階である程度、メンバーは自分の中で捉えています」と言い切った。幹は固まり、本大会メンバー23人は枝葉の選別に入った。本田と長谷部を中心に据えた「双頭の竜」体制で、「代表チームとしてのスピリット、ファイト」をガーナ戦で示す。 (占部哲也)

中スポ 東京中日スポーツ

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