5月16日

いよいよ始まるW杯サバイバル 欠場続いた岡崎「日本のために」

3大会連続のW杯出場へ強い意欲を見せたレスターの岡崎=羽田空港で(馬場康平撮影)

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 6月14日に開幕するサッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会を前に、日本代表候補が15日、欧州でのシーズンを終え、相次いで羽田空港に帰国。イングランド・プレミアリーグのレスターFW岡崎慎司(32)は「日本のために力になる自信はある」と語った。また、ドイツ1部のマインツで自己最多8得点を挙げたFW武藤嘉紀(25)、ポルトガル1部で10得点12アシストと大活躍したポルティモネンセFW中島翔哉(23)もこの日、帰国した。30日のガーナ戦(日産ス)のメンバーは18日に、W杯メンバーは31日にそれぞれ発表予定。

 昨年9月を最後に代表から遠ざかり、左足首の負傷でリーグ終盤の5試合を欠場。3大会連続のW杯メンバー入りに黄信号がともるなか、国際Aマッチ出場111試合で、歴代3位の50得点を誇る岡崎は「呼ばれたらやれる」と、その不安を一蹴し、こう続けた。

 「試合には出てない状況だが、今までやってきた積み重ねはある。ちょっとやらなかったからといって、壊れるものでもない。足はよくなってきている。後はやるだけ」

 西野朗監督(63)は、35人のW杯予備登録メンバーの提出期限だった14日に「(W杯で)タイトなマッチ(スケジュール)をこなせるパフォーマンスを持てるか。見極めがキャンプしかない」などと語り、岡崎らの招集を示唆した。

 最終テストの場となるガーナ代表との親善試合に向け、岡崎は「呼ばれたら日本のために力になる自信はある。それを信じて、これからやるだけ」と力を込め、日の丸への思いを聞かれると、「継続して今までやってきたので、それだけは変わることはない」と言い切った。

 代表ユニホームを着て流した汗と、揺らしたゴールの数では、他の誰にも負けない。岡崎の言葉の端々には、長年日本を支えたストライカーの自負がにじんだ。 (馬場康平)

中スポ 東京中日スポーツ

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