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能登半島地震特集和倉『女将の会』が要望 観光振興 七尾市長『応援したい』
七尾市の和倉温泉旅館協同組合女将の会(大井マ璃幸会長)のメンバー九人が二十五日、七尾市役所を訪れ、武元文平市長に能登半島地震による風評被害の一掃など、同温泉の観光振興への協力を要望した。 メンバーは「わくら」の文字が入った青いそろいの法被姿で市長と対面。大井会長は「全旅館が復興に全力で取り組んでいますが、予約キャンセルが相次ぎ厳しい状況。難局を乗り越えるため、市の支援と協力をお願いします」と訴えた。 これに対し、武元市長は「和倉温泉が元気にならなければ能登全体が元気になりません。市としても風評被害の一掃や誘客キャンペーンを応援していきたい」と応じた。 意見交換で女将たちは「従業員の生活もかかっています」「市長には先頭に立って取り組んでほしい」などと言いながら涙ぐむ場面もあった。 (鈴木貴彦)
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