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能登半島地震特集

公共土木施設 被災963件 県まとめ 被害額は300億円超

 能登半島地震で、石川県や市町が管理する公共土木施設の被害が九百六十三件に上り、被害額は三百数十億円とみられることが、県のまとめで分かった。

 県は緊急性の高い復旧工事を一部で着手しており、国も通常は災害発生から三カ月後となる復旧のための査定を一カ月ほど前倒し五月二十一日から実施する。

 被災した公共土木施設は能登有料道路や国道249号などを含む県道や市町道、橋、海岸、河川、砂防、港湾、公園、下水道など。県管理が四百七十五件、市町管理が四百八十八件で、うち六十八件の復旧に着手した。残りは国が五月二十一−二十五日と六月十一−十五日の二回に分けて査定する。

 県は査定後に復旧工事を全面的に展開するため、五月一日に県奥能登土木総合事務所内に「能登半島地震災害復旧班」を設置する。

 

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