石川県七尾市の和倉温泉で、能登半島地震発生後から六月末までの当初の予約客約十四万人のうち、キャンセルが六万五千人に達することが分かった。同温泉旅館協同組合の加盟二十七旅館の合計で、同組合が十八日、同温泉を訪れた日本旅行業協会（ＪＡＴＡ）調査団に明らかにした。

　昨年四月の温泉客は約六万五千人だったが、今年は一万人から一万五千人に激減する見通し。一方、新規予約は六月末までに約一万七千人あり、立ち直りの兆しも見えている。