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能登半島地震特集

能登半島地震で津波注意報 小松 沿岸住民の避難0.6%

 能登半島地震が起きた三月二十五日、県沿岸に津波注意報が発令されても小松市の沿岸に住むほとんどの人が避難をしていなかったことが、市消防本部が実施したアンケートで明らかになった。

 アンケートは三月二十七日から四月八日まで、沿岸地域の安宅、義仲、浜佐美本、草野四町の住民千八十三人を対象に実施、六百七十人から回答を得た。

 津波注意報発令を知っていた人は全体の93・6%。しかし、発令を知っても「何もしなかった」が83・3%を占め「避難場所や高台に避難した」は0・6%(四人)にすぎなかった。「海を見に行った」という人も3・0%いた。

 発令を何で知ったか、との質問(複数回答)には「テレビ・ラジオ」が96・3%。「小松市からのオフトーク放送(有線放送)」は34・9%だった。

 「地震発生時、とっさに何をしたか」という問い(複数回答)には「冷静にその場でじっと様子を見た」「驚いて何もできなかった」が合わせて約七割。「使ってる火を消した」は28・2%、「ドアや窓を開けた」が10・7%だった。

 

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