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能登半島地震特集

震源地の海底調査 海保測量船派遣へ

 能登半島地震の震源地周辺の海底を調べるため、海上保安庁は、測量船「天洋」(四三〇トン)を使った海底地形の調査に乗り出す。二十一日から五月六日までの十六日間で、地震発生のメカニズムの解明を目指す。

 震源地は石川県輪島市の南西約三十キロ、深さ約十一キロ。超音波で海底面の起伏を確認し、断層や地震によるひび割れがないかを調べる。

 海保は一九九五年一月の阪神淡路大震災をきっかけに、沿岸海域の活断層を調べている。天洋の震源地派遣は二〇〇五年三月の福岡県西方沖地震以来。海保は詳細な水深データ、海底面の変化など独自の視点から研究する方針。天洋は物資補給のため、二十七日に金沢港に入港する。調査結果は今秋までにまとめる予定。 (報道部・前口憲幸)

 

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