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能登半島地震特集ごみ置き場 思い出無残 志賀町職員が分別作業
志賀町役場職員が十四日、能登半島地震に伴うごみ置き場で分別と搬出作業を行った。 役場や支所で業務にあたる職員を除き、新規採用を含む約百二十人が旧富来町の笹波、領家町の二カ所で作業。 地元ボーイスカウトや七尾東雲、中島両高校のボランティアも加わり計二百人ほどが当たった。 ごみ置き場には毛布やソファ、ブロック、瓦、テレビ、冷蔵庫など家具や家電用品のほか、使い慣れた自転車や手書きの表彰状などもあり、震災で負った心の傷ものぞいて見えた。 どちらの場所も足の踏み場を作るのに苦労するほどのごみが寄せられ、中には、大量のタイヤなど震災とは無関係に便乗したとみられるごみも少なくない。 参加者らは、海が近く雨交じりの強い風を顔に受けながら、山のように積まれたごみを黙々と運んだ。 (小塚泉)
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