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能登半島地震特集

能登の魅力は健在『遊びにいきます』 首都圏の「ファン」 全国PRへツアー

 能登半島地震の被災地を元気づけようと、首都圏在住の能登ファンが「風評退治ツアー」を計画している。一回目は二十一日から二、三日間で十人ほどが参加予定。五月以降も毎月行い、元気な能登を全国にPRする。

 ツアーは、昨年十二月に発足した首都圏と能登の交流組織「ITOKO(いとこ)会」が呼びかけた。首都圏の会員がボランティアや義援金の支援を申し出た際、能登の会員から「一番の援助は遊びに来てくれること」と答えたのがきっかけになった。

 能登空港に到着後、地元の会員が自家用車で輪島市内の総持寺祖院や千枚田を案内する。同市内で宿泊、地酒や魚介類など郷土料理を味わい、温泉に入るなどして旅を満喫し、参加者の表情を通じて能登の健在ぶりを伝える。

 首都圏在住者との橋渡しをする輪島市の中浦政克さん(43)は「ニュースの映像などでひどい被害だというイメージがあるかもしれないが、旅館や飲食店はほとんど平常通り営業している。多くの観光客に戻ってきてほしい」と話している。 (高橋雅人)

 

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