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能登半島地震特集震災疲れ 洗い去ります クリーニング店が洗濯ボランティア
回収、配達も無料能登半島地震で被害に遭った家屋の片付けや避難生活で疲れた被災者の洗濯を肩代わりしようと、輪島市門前町でクリーニング店の「洗濯ボランティア」が活躍している。トラックに洗濯機と乾燥機を積み、洗濯物を無料で引き受けている。 (北山真由子) 金沢市のクリーニング店「北陸スピードクイーン」やクリーニング資財販売の「ライズ」、地元の「なかだクリーニング店」が今月初めから、門前郵便局前で活動を開始。三十日まで毎日、午前九時半〜午後四時に受け付けている。 日本郵政公社の協力でゆうパックの運送トラックに洗濯機と乾燥機各五台を積み、一家族ごとにまとめて洗い、乾燥させてたたむまで約三時間。朝出せば夕方には仕上がる。毎日十五〜二十家族分の利用があり、車が使えないなどで持参できない人のために回収や配達も請け負う。 北陸スピードクイーンの副社長南喜与志さん(66)は地震直後、「洗濯ができなかったら生活はどうなるのか」と気になり現地入り。避難所を回り、着衣のにおいが気になって落ち着かないという人や、着替えがないため温泉での入浴サービス利用をためらう人を見て、洗濯ボランティアの必要性を強く感じたという。 自宅が壊れて車庫で暮らす三辻つた江さん(59)は「家の周りはどこも解体作業でほこりだらけで、洗濯物を干す場所がなく困っていた。持病のため長い距離は歩けないので、配達してくれるのも本当に助かる」と喜んでいた。 問い合わせは、洗濯スタッフ直通電話=090(4680)6286=へ。
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