トップ > 北陸中日新聞から > 能登半島地震特集 > 記事一覧 > 4月の記事一覧 > 記事

ここから本文

能登半島地震特集

被災家屋を無料診断 林さん宅 『補修すれば大丈夫』

防災ボランティアとして被災家屋の無料診断をする木耐協メンバー=穴水町大町で

写真

穴水で木耐協と民家再生協

 能登半島地震で被害を受けた穴水町で十日、被災家屋の無料診断が始まった。災害ボランティアとして現地入りしている日本木造住宅耐震補強事業者協同組合(木耐協)と、特定非営利活動法人(NPO法人)日本民家再生リサイクル協会のメンバー計九人が、診断希望者の家屋を調べた。

 同町大町の林修さん(81)宅では、木耐協の安斎正弘さん、高橋省次郎さん、山田建一さんが外壁のひび割れや柱の傾きに加え、床下や屋根裏まで約一時間かけ詳細に調べた。林さんによると、地震の影響でサッシ戸の一部が外れ、障子がねじれて破れたほか、内壁にもひび割れが生じた。

 診断の結果、「補修すればこのまま住んでいても大丈夫」との専門家の言葉に、林さんはホッととした表情。詳細は後日、町社会福祉協議会を通じて書面で届く。

 安斎さんは「住んでいる家に少しでも不安を感じている人は、連絡してほしい」と話している。診断は十二日まで。問い合わせは町災害対策ボランティア現地本部=電話0768(52)1333=へ。 (島崎勝弘)

 

この記事を印刷する

北陸中日新聞から
石川
富山