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能登半島地震特集

盗難や悪徳商法 気を付けて  被災地で防犯警戒

県警、パトロール強化

地域安全ニュースで啓発も

 能登半島地震を受け、県警は空き巣などの被災地での二次被害を防ぐため、啓発チラシ「地域安全ニュース」を各避難所に配布するなど防犯活動に全力を挙げている。四日には輪島市内の半壊住宅から飾りたんすを盗もうとした男が窃盗未遂などの疑いで逮捕されている。県警は昼夜を問わずパトロールを強化するとともに、今後は地元の防犯委員会などとも協力して治安維持に努める。   (白名正和)

 干場謹二本部長は五日、窃盗未遂事件の容疑者逮捕につながる職務質問をした七尾署の谷口賢良警部補、麻生和光巡査部長の二人を表彰した。

 地域安全ニュースは、羽咋市以北の六警察署で配布。「危険な場所には近づかないで」「被災者を狙う悪質商法にご用心!」など計二十六種類あり、現地で活動中の女性特別機動隊や各署員が計約二千枚を各避難所に掲示するなどしている。

 輪島、穴水両署では夜間を中心に、二−四台のパトカーで被災地域を巡回。盗難被害や危険地域に近づかないよう呼び掛けている。野竹正直生活安全企画課長は「精神的疲労もたまっているだろうが、盗難被害や悪徳商法などに気を付けてほしい」と呼び掛けている。

 新潟県中越地震では、発生十日間で二十七件の犯罪があった。車上狙いが六件で最も多く、車庫が倒壊し路上駐車していた車などが被害に遭った。詐欺事件では、男女二人組が被災者宅を訪れ二千円の義援金を呼び掛ける事案もあったという。

 県警のホームページには交通規制情報や地域安全ニュースを掲載している。アドレスはhttp://www.pref.ishikawa.jp/police/

 

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