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能登半島地震特集能登半島地震 高校授業料 1年免除県方針 所得制限を撤廃全半壊の世帯対象石川県は四日、能登半島地震で家屋の全半壊などの被害を受けた世帯で県内の県立高校や私立高校に通う生徒がいる全家庭を対象に、一年間の授業料免除の措置を取ることを明らかにした。県立の大学や専門学校も同様の取り扱いとする計画。一方、輪島市などの避難所で吐き気や下痢を訴える人が出ていることについて、県は健康管理チーム体制を強化して消毒などを徹底している。 家屋の被害を受けた場合の授業料免除は通常、前年所得一千万円以下の制限があり、免除期間も所得五百万円超の家庭は六カ月、五百万円以下は一年としている。今回県は、震災に伴う措置としてこれらの制限を撤廃し、全壊、半壊、または全焼、半焼となった家庭をすべて対象とした。 このうち私立高校生徒の家庭の免除分については県が全額助成する形で行う。 県によると、県立高校の授業料は全日制一年生の場合、月額九千九百円、私立高校は同二万二千円から三万円。 入学手数料についても、県立高校は免除、既に二月に納入済みの私立高校については二万円を還付する。還付分は県が全額助成する。 一方、県によると、三日夜現在で避難所で吐き気や下痢を訴えていた十五人は快方に向かっている。四日朝には新たに七人が症状を訴え、県は現在、感染症かどうかの検査を進めている。また、患者が出ている四カ所の避難所のうち、三カ所について既に消毒作業に入っており、四日からは残り一カ所も含め消毒や予防指導を徹底する。 コマツの系列会社コマツハウスが、輪島市門前町道下地区と穴水町大町で、「心のケアハウス」設置について市町と話を進めている。各種教室やレクリエーション、診療所に活用するという。
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