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能登半島地震特集下痢や吐き気など 避難所で集団発生感染性胃腸炎疑いも石川県輪島市門前町の避難所で、避難者が集団で下痢や吐き気を訴え診察を受けていたことが分かった。いずれも回復に向かっているが、県や市は感染性胃腸炎の可能性もあるとみて、調べている。 県によると、患者数は二日午後八時までに門前西小など四カ所で延べ二十五人、市によると同小だけで三日午後五時までに三十九人。県と市は三日、避難所を消毒した上で、感染症がないか検査を進めている。 門前西小の避難者数は二日の百二十六人から三日夜には五十人に激減したが、同市門前町六郎木の無職寺嶋きみ子さん(80)は「慣れない集団生活で疲れがたまっているが、医師がついているので大丈夫だと思います」。 同市門前町鹿磯の無職前田宇一さん(74)は「きちんと手洗い、うがいをしているから心配ない。どんなに気を付けても病人は出ると思うが、死ぬことはない」と話した。
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