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能登半島地震特集

『シートかかってる』ホッ 門前・深見避難住民 空撮映像で自宅確認

県警ヘリから撮影した深見地区の映像に見入る避難住民たち=輪島市門前町阿岸公民館で

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 能登半島地震で一時孤立し、全住民が避難した輪島市門前町深見地区の住民が二日、避難先の同市阿岸公民館で、県警が上空から撮影した地元集落のビデオを見た。地区住民のうち、同公民館で避難生活を送る約六十人は「ちゃんと雨よけのシートがかかっている」などと、安心した様子だった。

 以前に見たビデオでは地区のアップがなく、時間も短かった。住民から「家の様子を確認したい」などの要望があり、県警がヘリコプターで二日午前に再度撮影。約十五分にわたり地区や周辺の状況をアップでビデオカメラに収めた。

 住民らは「すごい岩が落ちている」「ここらへんは瓦も大丈夫」などと話しながら、港が映ると「ワカメは大丈夫かな」と心配顔に。女性(79)は「自分の家も映っていた。裏山の亀裂がシートで覆われていたので安心した」と話した。 (加藤裕治)

 

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