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能登半島地震特集

地元中高生もボランティア 穴水 ごみ処分場で汗

父(左から2人目)とともに災害ボランティアとして活動する竹中翔亮君(右)=穴水町山中で

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 能登半島地震の被災地の穴水町で一日、地元の中高校生も災害ボランティアに参加し、汗を流した。地震直後の三月二十七、二十八日に二カ月分のごみが運び込まれた山中最終処分場(同町山中)にはボランティア五十人が集まり、中には穴水高一年竹中翔亮君、穴水中二年佐藤亮介君の姿もあった。

 「親に誘われたから」と竹中君は黙々と両親とともに、可燃ごみを仕分けし、収集車に積み込んだ。

 佐藤君は、母親がナンバーをチェックした収集車の交通整理を担当した。

 「人への思いやりを持ってほしいし、人の中に入って交じるのも大事」と、竹中君の父年一さん。佐藤君の母佐百合さんも「夫が町職員をしているので、家族としても町のために少しでもお手伝いできればという思いで連れてきました」と話していた。 (島崎勝弘)

 

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