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能登半島地震特集

お姉ちゃん待ってたよ 女性警官被災児童の心癒やす

政田まどか巡査(右)との再会を喜ぶ3姉妹。左から慧与ちゃん、母の香織さん、和佳奈ちゃん、明香里ちゃん=31日、石川県輪島市門前町で

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門前・3姉妹と再会

地震翌日から活動

 能登半島地震の被災者の心のケアなどを目的に結成された石川県警の女性特別機動隊。女性ならではの心遣いで接し、高齢者や子どもからは「また会いたい」との声が上がるなど、避難住民の心をとらえている。三十一日には、自宅に戻った後も「お姉ちゃんに会いたい」と寂しがっていた三姉妹に隊員が再会、感激の表情を見せた。(報道部・白名正和)

 再会したのは金沢西署の政田まどか巡査(21)と、輪島市門前町の塗師慧与(ぬし・さとよ)ちゃん(9つ)、和佳奈ちゃん(6つ)、明香里ちゃん(5つ)の三姉妹。政田巡査が塗師さんの自宅の玄関に現れた瞬間、三姉妹が「あ、まどかちゃんだ」「お姉ちゃん、会いたかったよー」と政田巡査の胸に飛び込み、政田巡査も「元気にしてた?」と三姉妹を抱き寄せた。

 地震発生後、三姉妹は母香織さん(36)と門前会館に避難し、父政徳さん(33)は自宅に残った。香織さんも仕事のため日中は外出を余儀なくされ、避難所にいた政田巡査が三姉妹の面倒を見てきた。

 「お姉ちゃんはパソコンでドラえもんを描いてくれたの」。三姉妹は政田巡査のひざに座って笑顔を絶やさない。政田巡査も「元気そうでよかった」と笑顔。三姉妹はそれぞれ感謝の言葉を書いた手紙を、政田巡査は県警マスコットをあしらった携帯ストラップなどを交換した。

 「避難所には知らない人が多く出入りする。そういう時に、女性の警官に面倒を見ていただけて安心しました」と香織さん。子どもの面倒を頼むときは女性の方が安心といい、女性警官の存在を喜ぶ。「子どもたちはずっと会いたがって、避難所に戻りたい、なんていうこともありました」と困った表情も見せた。

 女性特別機動隊は、地震発生翌日の二十六日から活動を始め、既に延べ四十三人が現地入り。県警は「手応えはあります」と効果を実感している。

 

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