平昌パラ、ジョージアから初出場 アフガンで足失った兵士

2018年3月11日

 ジョージアのテムリ・ダディアニ選手=8日、韓国・平昌(共同)

 ジョージアのテムリ・ダディアニ選手=8日、韓国・平昌(共同)

 【平昌共同】ジョージア初の冬季パラリンピック選手が11日、平昌大会のノルディックスキー距離男子座位の15キロに出場した。テムリ・ダディアニ選手(26)。兵士として派遣されたアフガニスタンで地雷を踏み両足を失った。この日は道具が壊れるトラブルで途中棄権したが「母国を世界に知ってもらうチャンス」と次のレースに向け意気込んだ。

 ジョージアも参加する多国籍の国際治安支援部隊の任務中だった2011年8月。砂漠地帯で武装勢力の拠点を見つけ、足を踏み入れた途端に爆発した。

 病院で目覚めた時に「全てを悟った」。米国でリハビリを始め、1年前に初めてスキーに挑戦した。

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