平昌パラ、北朝鮮2選手が完走 スキー距離、韓国市民から歓声

2018年3月11日

 男子15キロ座位でゴール後、歓声に応える北朝鮮のマ・ユチョル(左)とキム・ジョンヒョン=平昌(共同)

 男子15キロ座位でゴール後、歓声に応える北朝鮮のマ・ユチョル(左)とキム・ジョンヒョン=平昌(共同)

 【平昌共同】平昌冬季パラリンピックで北朝鮮の2選手が11日、ノルディックスキー距離の男子座位15キロに出場し、韓国の市民から歓声を受けた。北朝鮮は冬季大会初参加。2人は完走した27人のうち26位、27位と成績は振るわなかったものの最後まで滑りきり、満足そうな笑顔を浮かべた。

 2人はマ・ユチョル選手とキム・ジョンヒョン選手。2人とも競技歴は浅いとみられ、この日もほかの選手から大きく引き離されたが棄権はしなかった。

 観客席では韓国の市民らが、朝鮮半島が描かれた統一旗を振りながら「私たちは一つだ」と声を張り上げた。北朝鮮の選手団らも「頑張れ」と声援を送った。

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