「障害理解進まない」87% 東京パラで当事者アンケート
2018年3月5日2020年の東京パラリンピックに関する障害者約500人への民間アンケートで、大会をきっかけに障害への理解が進むかどうか尋ねたところ、「理解が進まない」「(肢体不自由など)出場対象の障害以外は理解が進まない」との回答が計87%に上った。理解が広がっても一時的だとの自由記述もあった。
9日に平昌パラリンピックが開幕。日本政府は学校現場での「心のバリアフリー」教育などに力を入れ、20年以降のレガシー(遺産)として「共生社会の実現」を掲げるが、障害者が抱く期待感との“温度差”が浮き彫りになり、息の長い取り組みが求められそうだ。
(共同)