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能登半島地震特集

能登半島地震 10カ月(3) 日常から交流の場を

能登半島地震での活動について話す石川県聴覚障害者協会の北野雅子理事=金沢市の県社会福祉会館で

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石川県聴覚障害者協会 

理事・北野雅子さん

 奥能登地域は障害者本人や家族、行政に「常時も有事も関係なく、聴覚障害者は家族と一緒に住んでいるから大丈夫だ」という意識が一部にある。

 災害時に素晴らしい情報提供体制が整っていても、常時、聴覚障害者の立場を知り、連携する場がなければ、有機的に機能しない。障害者の自立や社会参加、情報保障などの観点から、常日ごろから関係者が気軽に集い、日常や有事の行政サービスを手話で情報交換し、交流する送迎付きのデイサービスがあればよいと思う。

 

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