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能登半島地震特集

能登半島地震 8カ月(3) 「いとしの能登 よみがえれ」写真集着々と

来年3月25日発行予定

 能登半島を訪れたボランティアたちが、復興を応援する写真集を作っている。現地で印象に残った風景や街並み、住民の表情…。地震発生1年後、来年3月25日の発行を目指し、撮影は快調だという。

 写真集はB5判48ページで名付けて「いとしの能登 よみがえれ−ボランティアの能登ノート」。ボランティアで入った被災地NGO協働センター(神戸市)代表の村井雅清さんが「能登にはすばらしい歴史、文化、伝統が息づいている。支援と保存を一体で考えなければ」と提案。作家の柳田邦男さんらが賛同人に名を連ねる。

 輪島の朝市で売られる手作りの品、輪島塗、輪島市門前町黒島から望む夕日、七尾市中島町のお熊甲祭などを東京のプロカメラマン中山雅照さんが撮影。「民家の建て起こし過程は、他地域で地震が起きたときに復興への参考になる」として、古民家の再建も追う。

 現地入りした学生を含むボランティアのメッセージも収録。村井さんは「能登の奥深い魅力を感じてもらえれば」と訴えている。

 予約も受け付けている。問い合わせは、震災がつなぐ全国ネットワーク神戸事務局・被災地NGO協働センター=電話078(574)0701=へ。

 

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