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能登半島地震特集

家電ごみの搬出始まる 能登半島地震

 能登半島地震で全半壊した家屋から出た膨大な数の特定家電製品(ブラウン管型テレビ、洗濯機、冷蔵庫、エアコン)の廃棄物を家電リサイクル法に基づいて搬出する作業が二日から、輪島市美谷町の市クリーンセンターで始まった。家電廃棄物の搬入は原則締め切られており、市は本年度中にすべての搬出を終了させたいとしている。

 これまでに同センターに持ち込まれた家電ごみは▽テレビ約四千百台▽洗濯機約八百台▽冷蔵庫約千二百台▽エアコン約百組(屋内機、屋外機で一組)−にもなり、同センターの敷地に製品別にうずたかく積まれた。

 初日の二日はテレビが搬出された。市クリーンセンターには朝早くから、引き取り担当業者が訪れ、製造メーカー別に分けてリサイクル券を張り付け、大型トラックに載せて七尾市などのメーカー指定場所へ運んだ。

 廃棄家電製品は屋外に積まれていることから、作業は天気とにらめっこしながら進めなければならず、業者や市担当者は空模様を眺めながら、作業に取り組んでいた。 (石本光)

 

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