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能登半島地震特集復興への協力に感謝 ボランティアセンター2ヵ所 輪島で閉所式
能登半島地震発生直後から二カ月にわたり、輪島市で震災に遭った住民らの手助けに当たった市災害ボランティアセンター門前と同輪島の二カ所が二十七日、閉所した。 両センターには震災直後の三月二十七日以降、全国から一万二千人超のボランティアが駆け付け、献身的な活動で住民を物心両面から支えた。地震発生から二カ月が過ぎ、片付け作業などがひと段落し、依頼件数も少なくなったためセンターを閉じることにした。 今後は、市社会福祉協議会がボランティアの受け付けを引き継ぎ、輪島青年会議所や市災害ボランティアの会、各種団体などと連携し活動する。 同市門前町の道下仮設住宅前の門前グラウンドゴルフ場であった閉所式で、梶文秋・輪島市長は「門前町が震源地に近いため大きな被害に遭った。ボランティアスタッフの方々には感謝申し上げます」とあいさつ。梶市長から「復興の鍵」が谷内江昇・同市社会福祉協議会長らに伝達された。 この後、金沢、小松両市の消防音楽隊の合同コンサートや親睦(しんぼく)グラウンドゴルフ、曹洞宗大本山・総持寺祖院の復興祈願法要、増田太郎コンサート、大道芸などが繰り広げられ被災者を元気づけた。 (渋谷昭次)
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