トップ > 北陸中日新聞から > 能登半島地震特集 > 記事一覧 > 5月の記事一覧 > 記事

ここから本文

能登半島地震特集

10漁港で応急工事 衆院委で農水副大臣 災害査定にも着手

 衆議院農林水産委員会が十日あり、山本拓副大臣は能登半島地震で被害を受けた石川県内の漁港について「これから漁が盛んになる。緊急を要するので、十漁港で応急工事を進める」との考えを示した。北村茂男委員の質問に答えた。

 山本副大臣は「(十漁港のうち)富来と鹿磯漁港では工事を終えた」と答弁。工事中の赤崎や赤神漁港でも五月中の完了を目指すとした。

 さらに、山本副大臣は八日から災害派遣チームを能登に派遣し、災害査定を進めていると明かした。水産庁によると、漁港の本格的な復旧工事を始めるには、災害査定と災害復旧事業の適用が必要になる。

 能登半島地震では輪島市や志賀町で地盤が隆起し、漁港や船だまりの航路が浅くなる被害が出た。富来漁港の岸壁は最大で三十センチの段差となったが、応急工事でしのいでいる。

 (中部報道部・城島建治)

 

この記事を印刷する

北陸中日新聞から
石川
富山